今日、君が産まれた。
産声をあげ、世界で1番綺麗な涙を流した。
そして、時が流れ、今君はアイドルとしてステージに立っている。
ステージに立つ君に僕は出逢った。
出逢った君は笑顔で輝いていて、一瞬にして僕のサンライズになってくれた。
僕のことを笑顔にしてくれて、好きにさせてくれて、幸せにしてくれた。
出逢えたことに感謝を覚えて、出逢えてなかった期間を悔しく思った。
ステージに立つ君は誰がなんと言おうともアイドルだった。研修生という肩書きは関係ないぐらいにアイドルだった。
君を応援できることが嬉しくて仕方がなかった。好きなところを見つけられることが1つの楽しみになっていった。
どんな形でさえ、僕の応援の声が届けばいいと思うほどだった。
君がステージにマイクを置く時まで。
僕は君のことで何度か涙を流したことがある。
君が降格してしまった時、君がオーデションに落ちてしまった時、心から悔しかった。
僕が好きになったアイドルが否定された気がして、涙を流す以外出来なかった。悔しくて、しんどくて、諦めてほしくなくて。
でも、君のことでここまで感情が動いたことに誇りを持てた。君が大好きだって信じられた。
僕はあとどれだけ君のことで涙を流せるのだろうか。それがどんな意味を持つ涙なのだろう。悔しいのか、嬉しいのか。
涙の数なんて数えることは出来ないけど、君の好きなところは数えられそうな気がしている。しているだけでもいい。好きでいることは絶対にできるから。
そして今日、君が聖誕祭でステージに立った。
その姿は僕が好きになったアイドルで、自然と涙が流れた。嬉しかった。
悔し涙じゃなくて、嬉し涙だった。
今アイドルをしてくれていること、笑顔でいてくれること、全部当たり前じゃないから、涙を流せたのだと思う。
君がステージで言ってくれた「この道を選んで良かった」という言葉が、僕の涙を流させたし、応援していて良かったと思わせてくれた。
色んなところで流した涙はきっと僕も君も強くしてる。その強さをまた好きになる。
だから、これからも強くなって。君は人を幸せにできるアイドルだから。
泣くなとは言わないから、どんな壁も乗り越えて、無理せず自分を表現して欲しい。
きっと誰かは君が強くなる姿を見てるからね。
君がステージに立ってくれていることだけで、僕は幸せになれるよ。君の笑顔が僕の宝物。
死ぬまで僕の好きなアイドルでいてね。
君の笑顔がこれからも沈みませんように。